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寒い時期は生姜のエキスの入った温かい飲み物が出回ります。そして冷え性持ちの女性にはこの生姜がおすすめです。しかし体を温めるだ他にも素晴らしい効能があります。
生姜(しょうが)の効能
生姜は体を温める代表食材です。体を温めるのに特化しているので生薬でも用いられています。生薬での名前は「生姜(しょうきょう)」といいます。生姜を干したものを「干姜(かんきょう)」です。
香りがいいということで、妊娠時のつわりのときに食べるとつわりが和らぐとも言われています。
【生姜】
- 発汗によって寒邪を追い払う
- 胃腸の働きを活発にして、吐き気を止める
- きのこ、魚介類の毒素を分類する
- 寒邪に肺が冒されて起こる鼻水、頭痛、関節痛、強い寒気などを止める
- 寒邪による軟便を改善
【干姜】
- 胃腸を温め、消化機能を高める
- 肺を温め、体内の余分な水分をとる
- 冷えによる腹痛・胃腸の冷えからくる下痢などを止める
- 冷えが原因の喘息の咳・体が寒く背筋が冷たい状態を改善
薬膳の体質分類では、気虚体質・陽虚体質の方に、特に摂取していただきたいです
MEMO
気虚体質とは、体に必要な気が不足している状態を言います。症状としては、動くとすぐ疲れる、軟便、風邪をひきやすいなどの症状がでます。
陽虚体質とは、体の中の陰陽のバランスが崩れています。陽は体を温める性質があるので、その陽が不足しているといえます。陽虚の人は冷える人をさします。
参考:体質とは
【薬膳コラム】体質について

おすすめの食べ方
すりおろして、お味噌汁などにいれて食べると毎日簡単に摂取できます。
他にも簡単なレシピをご紹介していますのでご参考までに。





もっと詳しく!薬膳の分類(性味・帰経)
食性(五性)
生姜(しょうが)は、温性に属しています。
MEMO
温性とは体を温める性質のある食材のことをさします。冷え性の人はおすすめの食材の性質になります。体の熱をもともと持っている人は控えめにしましょう。参考:食性(五性)とは
【薬膳コラム】食物の分類の一つ「食性(五性)」

食味(五味)
生姜(しょうが)は、辛味に属しています。
MEMO
辛味には、肺の機能を活性化する働きがあります。その他に、風邪のひきはじめの発熱悪寒の時に辛味のある成分の食材を食べると、風邪が和らぎます。参考:食味(五味)とは
【薬膳コラム】食物の分類の一つ「食味(五味)」

帰経(きけい)
生姜(しょうが)は「脾」「胃」「肺」に効き、肺の機能を高め、消化器官を強くする食材です。
参考:帰経(きけい)とは
【薬膳コラム】食物の分類の一つ「帰経(きけい)」

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温活薬膳料理教室
東京都世田谷区で日本でも珍しい「温活薬膳料理教室」を運営しています。薬膳を体系的に学ぶ基礎コースから、薬膳カレーなどの変わり種まで、多彩なレッスンでおもてなしします。
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